始めまして。
今回の記事は書道初段の佐藤が担当させて頂きます。
当店ではお客様からよく以下のようなご相談を頂きます。
- 手書きの文字を使ってのれんを作りたい
- 記念風呂敷に揮毫してもらった文字をいれたい
- 応援幕や応援旗に手書きのスローガンを入れたい
今回はそんなご要望が多い「手書きの文字でオリジナルグッズを作りたい」という時の、お届けまでの流れをご紹介します!
手書き文字の現物を用意する
まずは手書きの文字をご用意してください。文字サイズは後で調整しますので、プリントしたい原寸大でなくても大丈夫です。
紙や墨色も特に細かい指定はないのですが、紙と文字色のコントラストがはっきりしているほうがよりしっかりと細部を再現できます。
淡墨の場合でも1度ご相談下さい。
また、このように複数個の文字を配置したい場合も、1枚の紙に全て書ききる必要はございません。
後で配置も変更できますので、書きやすい形でご用意ください。
著作権等に問題が無ければ新しく書くのではなく、掛け軸等でも対応できます。
文字を送る
次に先ほどご用意いただいた書を当店まで送って頂きます。
大まかに3つの方法があるので、ご紹介します。
写真データの送付
現物の写真を撮り、当店スタッフまでデータをお送りください。
写真からデザインデータを製作していくので、以下の3点に気を付けていただくとより精密な仕上がりになります。
- なるべく真上から撮る
- ぶれないようにする
- 出来るかぎり高画質にする
スキャンしたデータを送る
書のサイズとスキャナーのサイズがかみ合う場合は、スキャンしたデータをお送りください。
こちらの方法ですと上記3点を気にしなくていいのでお手軽です。
現物を送付する
写真を取るのもスキャンするのも難しい!という場合も大丈夫、当店にてまるっと対応可能です。当社まで現物を梱包してお送りください。
返却を希望される場合は対応しますのでご安心ください。
手書き文字をデータ化する
お送りいただいたデータや現物を、当店にてデータ化します。 データ化についてはこちらの記事にて紹介していますので、気になる方は読んでみてください。
トレースとは?完全データ入稿方法も一緒に解説文字のかすれやにじみを出来る限り再現できるように致しますが、それでも完全に同じものにはならないので、その点はご了承ください。
文字の配置と色を決める
次に、文字をどのように配置するかを決めます。
例としてのれんを基に説明しますが、風呂敷や手ぬぐいなどの他の商材の場合でも流れは変わりません。
同じ文字でも、上記の2パターンでは印象がかなり異なりますよね。
お客様のイメージに沿った仕上がりになるように、ご要望をすりあわせて調整していきます。
こんな風にしたい!というイメージがある場合は、手書きのイメージで構いませんので是非お伝えください。
また、文字はデータ化しているので色は自由に変更できます。
アイテムを製作
デザインが決まりましたら、ご希望の生地・サイズ・仕立てにて製作を行います。
経験豊かな職人が、ご希望通りの仕上がりになるよう尽力します。
製作代金のお支払いも基本的にはこちらのタイミングとなります。
納品
完成した販促グッズを発送します!
デザインの確定から納品にかかる日数は仕様や工場の稼働状況、仕様などによって変動しますので、当店スタッフよりお伝えさせて頂きます。
いかがでしたでしょうか。
以上が手書きの文字を使用した販促アイテムの流れになります。
毛筆で文字を書くのはなかなか大変で、墨を丁度良い濃さまで磨る間に脚は痺れ、そもそもうまく書けないことも多いです。
それでもそんな諸々を乗り越えて書く気持ちのこもった文字は、活字には無い魅力のある1枚に仕上がる事でしょう。
今回ご紹介した以外の方法での製作にも柔軟に対応しますので、お気軽にご相談下さい。