記念品向け熨斗デザインの種類 お薦めグッズもご紹介
2022/05/31
贈り物や記念品には「熨斗(のし)」を添えてお渡しするのが、日本の古くからの風習の一つです。
現在では熨斗と水引きが印刷された「熨斗紙」を巻くのが一般的で、当店でも記念品グッズにはオリジナル熨斗紙を巻いたご注文を多く承っております!
せっかく贈り物をするならば失礼のない包装になるよう、熨斗についてのマナーやしきたりはチェックしておきたいところですよね。
今回は、記念品のご注文に最適な熨斗デザインについてご紹介しながら、記念品制作にお薦めしたいグッズについてもご案内いたします!
熨斗(のし)とは?
そもそも熨斗とは、贈り物につけられる日本の伝統的な飾りのこと。
記念品に巻く包装そのものが熨斗だと思われがちですが、実は正確には、のし紙の中央右上にある飾りのことを「熨斗」といいます。
熨斗はもともとあわび貝を薄く熨して干したもので、長寿をもたらすと言われている縁起物であり、「生ものの象徴」といった意味もあります。
そのため、鮮魚や果物など贈り物自体が生ものの場合は熨斗は不要です。また、弔事やお見舞いには熨斗を使用せず、結婚祝いや周年記念など末永く続くようなお祝いごとに適している飾りとされています。
とはいえ、一般的に「熨斗」といえば熨斗や水引きなどが印刷された「のし紙」全体のことを指す場合が多いため、当記事では「のし紙」について記載してまいります。
のし紙の各パーツの名称
先ほどご紹介した通り、のし紙の中央右上にある飾りのことを「熨斗」といいます。
更に〇〇記念や御祝などの中央上部の文字を「表書き」、中央にある紐を「水引き」といい、中央下部には贈り主の個人名や団体名を記載します。
表書きには「何のお祝いなのか」ということを記載し、水引きは記念品の使用用途により適した種類がございますので、下記にて詳しくご紹介いたします。
水引きの種類・テンプレート
中央の紐部分である水引きについて、ここでは記念品制作に使用されることの多い4種類のテンプレートをご紹介致します。
オリジナル熨斗のデザイン作成の参考にして頂ければ幸いです。
蝶結び
蝶結びまたは花結びとも言い、結び目が何度でも結び直せることから「何度あっても嬉しい」お祝いに使用します。
入学・卒業や卒団祝い、周年祝い、出産祝い、新築・開店祝いなどのほか、お中元・お歳暮・お年賀などにも幅広く活用できますが、結婚祝いにはふさわしくないものとされています。
結び切り
一度結ぶとほどけない固い結び目から、「一度きりであってほしい」お祝いごとに適しており、婚礼関連のお祝いや、病気・怪我のお見舞いなどの贈り物にはこちらを使用します。
あわじ結び
結び切りとおなじく解くのが難しい結び目で、婚礼やお見舞いに使用します。
両端を引っ張るとより強く結ばれることから「末永いお付き合いを」といった意味を持っているデザインです。
赤棒
赤棒は水引きが省略されたデザインで、「水引きを使用するには少し大げさ」な場合に活用されます。
例えばイベント景品や粗品など、それほど特別な場面ではないけれど記念品らしさは演出したい…といった場合ののし紙製作にお薦めのデザインです。
表書き、贈り主の書き方
表書きには「何の記念品なのか」ということを具体的に記載します。
いくつか例を挙げると、
- 卒業記念品
卒業記念、祝 御卒業、卒業記念品、祝 卒業 - 周年、創立記念品
周年記念、創立記念、〇周年記念、創立〇周年記念 - 開店記念品
御開店祝、御開業祝、祝 御開業
などと記載するのがお薦めです。
その他にも、一般的なお祝いであれば「御祝」、一般的なお返しであれば「内祝」「粗品」「記念品」など、お渡しするシーンに合わせて選ぶとよいでしょう。
贈り主には「誰からの記念品なのか」を具体的に記載します。
(株)などの略称はできるだけ避けて、フルネームの個人名や団体名(学校名や企業名、クラブ名など)をわかりやすく記載しましょう。
縦書きのため、ローマ字表記の会社名などはカタカナ表記にするのが一般的なほか、連名の場合は年齢や地位が高い順に右から表記し、特に差がない場合は五十音順で右から書いていきます。
(4名以上など人数が多い場合は「〇〇一同」などと記載するのが一般的です。)
ご夫婦の名前の場合、男性が右側、女性が左側に記入しましょう。
記念品製作にお薦めのグッズ
オリジナル熨斗紙と合わせて格安販売が可能な、記念品製作にお薦めのアイテムをご紹介致します!
手ぬぐい
手ぬぐいは結婚式の引き出物や、企業の周年記念品、竣工記念の式典イベント等での配布に幅広く人気の商品。
高品質な本格派の手ぬぐいから、コスト重視の激安手ぬぐいまで全面オリジナル制作を承ります。
軽量なので配布しやすく荷物になりにくいのもメリットで、贈答品としてはもちろん、ご挨拶周りの粗品にも人気です。
風呂敷
手ぬぐいと同じくオーダーメイド制作が可能な風呂敷は、内祝いや式典の記念品、店舗の開店記念グッズなどにお薦めです。
熨斗巻きしてPP袋に入れたり、箱入れを行ってから熨斗巻きをするなどの対応も可能で、綿生地に本染め名入れを行う本格派のオリジナル作成も承ります。
手ぬぐいや風呂敷はシニア層にも人気があり、結婚式祝いや内祝いなど、様々な世代の方向けの記念品には最適です!
ボトル
実用的な記念品の定番アイテムとなるボトル。
幅広い年齢層に対応できるのも特徴で、入学・卒業記念品などの学生やお子様向けのご注文から、成約記念品などの社会人・大人向けのオーダーまで人気となっております。
豊富な種類を取り扱っておりますが、魔法びん構造の保冷・保温ステンレスボトルに名入れを行うのが特にお薦めです。
タンブラー
日常使いできる記念品としてお薦めのタンブラーは、ご自宅やオフィス、アウトドアなどで活躍する便利なアイテム。
晩酌にも活用でき、ボトルと比べて大人向けな印象の記念品作成に特にお薦めです。
保冷・保温可能な商品も種類豊富に販売しておりますので、企業名やロゴなどの名入れプリントをぜひご利用ください。
時計
時を刻む時計はアニバーサリーにぴったりで、入学・卒業や、周年・創立記念などの節目の記念品にお薦めです。
ご自宅の寝室やリビングに置いて使っていただきやすく、画面の下や台座に名入れ印刷できる商品を多数取り揃えておりますので、思い出に残る贈答品としていかがでしょうか。
まとめ
- 「熨斗」は贈り物に添える伝統的な飾りで、のし紙は記念品の包装に最適
- 水引きや表書きは記念品の目的に合わせてふさわしいものを選ぶ
- 記念品には手ぬぐい・風呂敷のオーダーメイドや、ボトルやタンブラー・時計などの実用的な名入れグッズがお薦め
今回は、熨斗デザインの種類や、当店お薦めの記念品グッズについてご紹介いたしました!
「ルールやマナーがわからない…」といったイメージを持ってしまいがちな熨斗紙ですが、意外とそこまで複雑ではありません!
用途によって水引きの種類や熨斗の有無をしっかり確認して、お渡しした際に喜んで頂ける記念品になるといいですよね。
今回の記事が熨斗紙制作のお役に立ちましたら幸いです!
当店ではオリジナルデザインの熨斗印刷を承っておりますので、ご紹介したような一般的な熨斗紙はもちろん、イラストやキャラクター入りなどのアレンジを加えたご注文も可能です!
また、PP袋入れや箱入れなどにも対応しておりますので、商品に直接のし紙を巻いた上から包装する「内のし」や、商品に包装を行った上からのし紙を巻く「外のし」などのご希望がございましたらぜひご相談ください。
制作する記念品の種類やお渡しするシーンに合わせて、経験豊富な担当スタッフが最適な仕様をご提案させて頂きます!